京町屋の離れ和室の改修⼯事です。
造作材や床の間等、和室の良いところは残し、もともとは6畳+4畳の畳敷きだったお部屋をフローリングに変更、天窓を設置したことで、明るく洗練された空間となりました。
床暖房や断熱⼯事、サッシ⼯事等、現代の⾼気密・⾼断熱の暮らしに慣れたご家族が帰省された際にも快適に過ごせるよう、機能⾯にも配慮しながら設計していただきました。
〈 設計上のこだわり 〉
格⼦⼾は、お部屋の⽣活エリアと就寝エリアを区分けするパーティションとして設えました。
”プライバシーを守りながら、圧迫感の出ないもの”という施主のご希望を叶えるため、原⼨図を作成し、格⼦の幅を1mm単位でこだわってデザインしていただきました。
欄間と格⼦の間から漏れる隣室の光が壁に陰影を落とし、空間をより魅⼒的に演出します。
〈 弊社の施⼯ 〉
⼤正時代に建築された京町屋の改修ということで、既存部分の傾きや傷みを修正しながら当初計画のイメージを実現していくことが、最も苦労した点です。
内装施⼯のプロとして、建具の使い勝⼿や開き⽅、⾒えない部分の納め⽅まで綿密にご提案・打合せを重ね、”お客様のご要望以上”を⽬指して施⼯させていただきました。
竣工 | 2019年5月 |
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所在地 | 京都府 |